歯内治療とは

むし歯治療を含む歯科治療は、いくつかの分野にわかれています。代表的なものを挙げると、保存修復、歯内療法、歯周病、口腔外科、小児歯科、矯正などがあります。

このうち、歯内療法は、歯髄(歯の神経)や根管(歯髄が通る歯の根の管)を対象とする治療のことを指します。「根管治療

も歯内療法の一つです。むし歯をそのままにしておくと、細菌が歯髄に感染していき、やがて根の周囲に炎症が広がって根尖病変(歯の根の病気)をつくります。歯内療法は、深いむし歯を治療し、歯髄に炎症がある場合はそこに薬剤を置いて修復する覆髄、神経を抜く抜髄、細菌のいる根管を綺麗にして根尖部(歯の根の先)の病変を治す、ということを専門にしています。

ほかに、歯内療法の専門とするものに、象牙質知覚過敏症の治療や、ケガなどで歯が抜けたときの治療などがあるそうです。

大学病院では専門分野が分かれていますが、一般の歯科医師の場合は一人で複数の治療をこなさなければならないこともあるといいます。口の中というものは狭くて暗い空間です。その中で治療を行っていくのは並大抵のことではありません。少しでも治療しやすいように、歯科医は照明や拡大メガネなどを駆使しているものの、十分とはいえないのが現状です。そんな中、多くの歯科医から注目を集めているといわれるものがあります。それは顕微鏡(マイクロスコープ)を使ったむし歯治療です。顕微鏡は治療のうえでさまざまな利点があり、少しずつ普及が進んでいるそうです。